欠陥住宅の事例に該当しないか念入りにチェック

事前に調べられるものは積極的に調べよう

一般的な欠陥住宅の事例は様々ですが、この中でもっとも多いものはひび割れで、これに雨漏り、水漏れ、建物の傾きが続いています。
また、部位別で欠陥が見つかりやすい場所は床、壁、窓などの住宅に穴をあけた部分、建具となっています。
住宅の欠陥の度合いは地盤沈下がもっとも深刻なもので、これに軸組み、雨漏り、建具が続いています。
これゆえ、欠陥住宅の事例をチェックするには、まず地盤と軸組みの具合を調査することが肝心です。

自分の住宅を建てた土地が地盤沈下を起こしやすい場所かどうかは、法務局に出向いて構図を見ることでも調べられますが、その周辺に以前から住んでいる人に土地の具合を聞いてみるのが理想的です。
さらに、土地条件図、地質図といったものでも地盤の強度が調べられます。
これでも不安が残るのならば、本格的な地盤調査をした方がよいでしょう。
地盤についで深刻な欠陥住宅の軸組みについても、念入りにチェックするのがおすすめです。

まずは、軸組みの計算はどのような基準でなされているのかチェックしてみましょう。
欠陥工事をされて建てられた住宅の事例の中には、工事を開始する契約のときは2階建てにするということで申請をしたにも関わらず、建設業者が3階建ての住宅を建ててしまったり、申請をしたときはリビングのはずだったのに、実際はそこをガレージにされてしまったり、というものがあります。

たとえ木造の住宅でも、軸組みの計算は正確に行う必要があるのです。
軸組みそのものの金具のつなぎ目についても確認を怠らないようにしましょう。
特に、軸組みを構成している木材が隙間なくきちんとつなげられているかどうか、ということについて厳しくチェックすることが大切です。
軸組みのつなぎ目がその住宅の強度に直結するからです。
特に、柱と梁、筋交いとなどの重要部分のつなぎ目に隙間がないか念入りに確認しておきましょう。
正規の金具を使わず、釘だけで軸組みを固定しているようなら、これは明らかな欠陥住宅の事例とみていいでしょう。

忙しくて工事の最中に軸組みをチェックする時間がなかった、という場合や、すでに建て売り状態の住宅を購入したという場合は、天井裏をのぞいてみましょう。
天井裏から軸組みをのぞいてみれば、ある程度はその状態を確認できます。
天井裏をのぞくには、押入の天井板をはずして、懐中電灯でそこを照らします。
天井裏の軸組みの木材がどのようにつながっているのか、その接合部分にはきちんと金具が使われているのか、といったことがここで確認することができます。
もしここで手抜き工事をしていることがわかれば、他の部位の状態も怪しいと判断すべきでしょう。