欠陥住宅がなくならないのはどうしてか?

住宅業界のシステムに問題あり!!

日本から欠陥住宅の事例がなくならない理由は、ハウスメーカーなどが好き勝手やり放題な現在の住宅業界に原因があります。

欠陥のある住宅が好き放題建てられてしまうその背景には、住宅を注文するとき、建設について全くの素人の建築主が専門家などのサポートを受けずに行わなければならないという現実があります。
住宅を建てるとき、建築主をさしおいて勝手に話が進められていくのが、住宅建設業界の慣例となっているのです。

多くの場合、工務店やハウスメーカーなどは建築主に十分な説明をしないまま、勝手に住宅工事の話を進めようとしてしまいます。
さらに、ほとんどの場合、彼らは住宅建設でどのような建材を使うのか、その名前すら明らかにせず、その価格しか教えようとしません。
このため、契約もしていないのに数百万ものお金を工務店から請求された、ハウスメーカーの設計士が自分たちの希望も聞かず勝手に間取りを簡単なものに変更された、などのトラブルの事例が後をたたず、欠陥住宅が建てられてしまう遠因となります。

さらには、下請け業者が無責任な手抜き工事や欠陥工事を好き放題行っている、ということも、欠陥のある住宅が建てられてしまう原因となっています。
多くの大工や職人が安い工賃で仕事をしている下請けや孫請けであるため、結果的に欠陥住宅を建てざるを得なくなっているのです。
下請けや孫請けの職人や大工たちの賃金はとても低いうえ、仕事ができあがってからでないと給与がもらえないようになっています。
これゆえ、彼らはなるべく早く仕事を片づけようと、手抜き工事や欠陥工事をするのです。

大手のハウスメーカーでも、当たり前のように下請けや孫請けに住宅建設の工事をさせています。
大手のハウスメーカーは現場監督一人につき、数十もの住宅建設を担当することも珍しくないため、現場の管理の不行き届きが常態化しています。
大手ハウスメーカーの現場監督の多くが、作業している職人に現場の事を丸投げしています。
したがって、大手であるから欠陥のある住宅の事例とは全く無縁、であるとは必ずしも言えないのが現状です。

また、一般の建設工事と違って、住宅建設は管理態勢がほとんど整っていないのも、日本で欠陥住宅の事例がなくならない理由です。
一般の建設工事においては、工事と工事のチェックが全く無関係の別会社によって行うことになっています。
しかし、住宅建設の場合は工事と工事のチェックは同じ会社が行っています。
このため、会社の利益を優先した甘いチェックが横行しがちなのです。
現在、住宅建設でも第三者によるチェックを導入しようという動きはありますが、まだまだそれは弱いと言わざるを得ません。